安倍首相は２４日、伊勢志摩サミットに出席するため来日しているカナダのトルドー首相と会談し、サミットの成功に向けて協力していくことを確認した。

　安倍首相「あさってからのＧ７伊勢志摩サミットの成功に向けて世界経済をはじめサミットの主要議題について、ジャスティン（トルドー首相）との間でしっかりと認識を一致させることができ、うれしく思います」

　会談で両首脳は、伊勢志摩サミットでは不透明さを増す世界経済への対応が最大のテーマだとした上で、焦点の財政出動の必要性でも一致したという。

　また、核実験やミサイルの発射など挑発行動を繰り返す北朝鮮に対し、国連安保理決議の厳格な履行を求めることやサミットでもＧ７としてメッセージを出すことで合意した。

　一方、ＴＰＰ（＝環太平洋経済連携協定）の早期発効に向けて、両国が国内手続きを加速させるよう、努力することを確認した。