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空港のボディースキャナー増設、前倒しへ

2016年7月12日 16:29
空港のボディースキャナー増設、前倒しへ

 バングラデシュの人質テロ事件を受け、政府は12日、関係閣僚による会議を開き、成田空港など8つの国際空港に不審物を探知するボディースキャナーを予定より前倒しして設置することなどを確認した。

 会議では、テロへの水際対策として金属以外の不審物も衣服の上から透視できるボディースキャナーの設置を、当初予定していた4つの空港から8つに増やし、時期も2020年の予定から2019年までに前倒しすることを確認した。

 また、日本に入国する際に、あらかじめ登録されている顔写真との照合を行う新たなシステムも今年度中に空港や港に導入するとしている。

 会議に出席した安倍首相は、15日からモンゴルで開かれるASEM(=アジアヨーロッパ会議)の首脳会合の場で「テロは断じて許さない」という強いメッセージを発していくと述べた。