“偽造パスポート”入管が見逃す 成田空港
伊勢志摩サミットを控えた先週、成田空港で、外国人の男が持っていた偽造したとみられるパスポートを入国管理局が審査で見逃し、入国を一時許可していたことが分かった。
警察などによると、18日、成田空港で、国際線で入国しようとした外国人の男のパスポートに不審な点があるのを税関職員が気づいた。男はすでに入管の審査を通過していたが、連絡を受け、入管が再度調べた結果、偽造パスポートの疑いが強いことが分かったという。男は中東地域の国籍とみられ、他人のパスポートの写真欄に自分の写真を貼り付けていて、出入国管理法違反の疑いで警察に逮捕された。
26日から始まる伊勢志摩サミットに向けて警戒を強める中だったが、東京入管・成田空港支局は「個別の案件には答えられない」としている。