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トルコ国際空港で自爆テロ 死亡42人に

2016年6月30日 7:23
トルコ国際空港で自爆テロ 死亡42人に

 トルコ・イスタンブールの国際空港で28日に発生した自爆テロでは、42人が死亡した。犯行声明などは出ておらず、当局は全容解明を急いでいる。

 この事件は、アタチュルク国際空港で、3人の実行犯が銃を乱射したのち、自爆したもので、これまでに42人が死亡、238人がけがをしている。

 イスタンブールと日本を結ぶ便も再開し、現地で足止めをくらっていた日本人観光客らも29日、帰路についた。

 空港にいた日本人「(銃声は)合計10発は鳴ったはずです。それを聞いて200~300人ぐらいの人が一斉に同じ方向に逃げていきました。みんな大パニックです」

 足止めされた観光客「1時間遅れたんです飛行機が。おかげで助かった」「もうちょっと早い便だったら銃撃にあってたかもしれない」

 ユルドゥルム首相は、過激派組織「イスラム国」による犯行の可能性に言及しているが、これまでに「イスラム国」は犯行声明を出していない。トルコでは「イスラム国」のほか政権と対立するクルド人武装組織によるテロが繰り返されてきたが、今回、標的はついに警備が厳重な国際空港に及んだ。

 トルコ政府は実行犯の特定を急ぐとともに、治安対策の見直しを迫られることになる。

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