石破首相は19日、今年4月から開催される大阪・関西万博の会場を視察しました。

石破首相は日本の最先端技術を発信する拠点である「日本館」を見学するなど、万博開催に向けた準備状況を視察しました。

一方、前売り券の販売が目標の半分程度にとどまっていることについては、関西エリア外の認知度が広がっていないと指摘した上で、次のように述べました。

石破首相「あらゆる万博がそうですが、最初は、あんまり伸びない。右肩上がりに、お客様が増えていくということになりますので、私は決して心配をしておりません」

また、石破首相は視察に合わせて、日本維新の会の代表でもある吉村大阪府知事と会談しました。

少数与党の石破政権にとって、来年度予算案を成立させるためには野党の協力が不可欠なため、維新が力を入れている大阪・関西万博に協力する姿勢を打ち出すことで、予算案への協力を引き出したい狙いもあるとみられます。