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東京10区は若狭氏、福岡6区は鳩山氏当選

2016年10月24日 1:09
東京10区は若狭氏、福岡6区は鳩山氏当選

 安倍政権の政権運営や野党共闘の行方を占う2つの衆議院補欠選挙が行われ、東京10区では自民党公認で前衆議院議員の若狭勝さんが、福岡6区では無所属で選挙を戦った新人の鳩山二郎さんが、それぞれ当選した。

 小池百合子東京都知事の失職に伴い行われた東京10区の補欠選挙では、小池知事と二人三脚で選挙戦に臨んだ自民党の前衆議院議員の若狭勝さんが、2位の民進党候補に2万8000票あまりの大差をつけて当選を果たした。

 若狭勝氏「東京都、そして国、そうした連携を保ちつつ、地元の皆様のために一生懸命力を尽くしていきたい。小池知事のもとで(都政を)推進してもらうとともに、その流れをやはり国政という所にも、やはり及ぼしていただきたい、というようなことが、まずは総論としてはあった」

 一方、民進党新人の鈴木庸介さんは、候補者を取り下げた共産党など他の野党も支援に回ったが、及ばなかった。

■衆院東京10区補選結果(開票率100%)
 自民(前)若狭勝・・7万5755(当選)
 民進(新)鈴木庸介・4万7141
 幸福(新)吉井利光・・・2824

     ◇

 鳩山邦夫・元総務相の死去に伴う衆議院福岡6区の補欠選挙は、鳩山氏の二男で前福岡県・大川市長の鳩山二郎さんが当選した。

 鳩山二郎氏(37)「私の父も、この選挙に間違いなく参加をして、私のことをずっと支えてくれたと、そのように私は思っています」

 今回の選挙で、自民党は候補者の調整に失敗、公認を求めた鳩山さんら2人が無所属で出馬し、共産党などと共闘する民進党の候補と争った。

 鳩山さんは、父・邦夫氏の弔い合戦を掲げ、順調に票を伸ばした。自民党は23日夜、鳩山さんを追加公認すると発表した。