厚木基地の米艦載機移転、10月ごろ開始へ
神奈川県の在日アメリカ軍厚木基地に所属する、空母艦載機部隊の山口県岩国基地への移転について、在日アメリカ軍が今年10月ごろから来年の2月ごろにかけて段階的に行う方針であることがわかった。
防衛省幹部によると、アメリカ軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」の艦載機約60機とパイロットなど約3800人が、現在、所属している厚木基地から今年10月ごろ、岩国基地への移転を開始するという。移転は段階的に行われ、来年の2月ごろには完了する予定。
厚木基地の空母艦載機部隊の移転は在日アメリカ軍の再編計画の柱とされており、騒音被害の軽減をはかるためのもの。日米両政府はこれまで、移転を2017年ごろまでに終えるとしてきたが、具体的なスケジュールは決まっていなかった。