安倍首相とマティス長官が会談
トランプ政権の閣僚として初めて来日したアメリカのマティス国防長官と安倍首相との会談がさきほど終了した。
会談は約50分に及んだ。マティス長官は冒頭、アメリカによる日本の防衛義務を定めた「日米安全保障条約第5条が重要だと確認したい」と述べた。
マティス長官「私としては1年前、5年前と同じく安保条約第5条が本当に重要なものであると、とにかく明確にしたいと思った。今後5年先、10年先でも変わることはないでしょう」
さらにマティス長官は初めての外国訪問に日本を選んだ理由について「アメリカが100%、日本の国民と共に歩むということに政権の移行期に疑いを持たれないようにしたかったからだ」と語った。
マティス長官は会談後、無言で官邸を後にして、会談の詳細はまだ明らかになっていないが、北朝鮮や中国など東アジア情勢について意見交換し、沖縄の尖閣諸島がアメリカの防衛義務の適用範囲内であることを確認したものとみられる。
一方、今回は在日米軍の駐留経費負担の増額については触れなかったとみられるが、同盟国に応分の負担を求めているマティス国防長官が自衛隊の役割の拡大などを求めたのかが焦点となる。