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内田氏引退へ 自民都連は小池都政に対案と

2017年2月7日 16:38
内田氏引退へ 自民都連は小池都政に対案と

 自民党東京都連の前幹事長で都議会自民党の「ドン」とも呼ばれた内田茂氏が7月の都議選に立候補せず引退する意向を固めたことがわかった。

 関係者によると内田氏は自身が77歳と高齢であることなどの理由から引退する意向を固めたという。内田氏は去年の都知事選挙で小池知事の対抗馬擁立を主導するなど小池氏と激しく対立してきた。しかし、知事選で大敗したのに続き、地元・千代田区の区長選挙でも自民党都連が推す候補が惨敗するなど求心力の低下が指摘されていた。

 こうした中、自民党都連は幹部会合を行い、下村会長は小池都政への対案を示していく考えを明らかにした。

 下村会長「敵対関係という気持ちは全くないが、一つ一つ違っていればそれはしっかり対案を出しながら提案するということの是々非々を貫いていきたい」

 ただ、内田氏引退を受けて別の都連幹部は「内田氏という“重し”がなくなれば、また小池知事にすり寄ろうとする自民党都議が出てくる」と危機感をあらわにしている。