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谷内局長 米大統領補佐官と初の電話会談

2017年2月22日 16:11

 国家安全保障局の谷内局長は22日朝、アメリカの安全保障担当の大統領補佐官に起用されたマクマスター氏と初めての電話会談を行った。

 アメリカの安全保障の司令塔となるマクマスター補佐官は、各国のカウンターパートの中で最初に谷内局長に連絡したと述べるなど、日米同盟を重視する姿勢を強調した。

 マクマスター補佐官は、ロシアとの関係をめぐって辞任したフリン氏の後任として今月20日にトランプ大統領が起用を発表したばかり。マクマスター補佐官はアメリカ陸軍の中将で、湾岸戦争やイラク戦争に従軍した経験をもつ一方、ベトナム戦争中のアメリカ政府の指導力の欠如を批判したことでも知られている。

 22日の電話会談は、マクマスター補佐官が就任の挨拶を兼ねて持ちかけたもので、マクマスター補佐官は「日本は重要な同盟国であり、今後とも緊密に意見交換・連携していきたい」との認識を示した。これに対して谷内局長は「マクマスター補佐官としっかり連携していくことを楽しみにしている」と応じた。

 菅官房長官「両者は地域情勢についても議論し、また、先般の日米首脳会談の結果を着実にフォローアップすることも含め、今後も緊密に連携していく、このことで一致した」

 また谷内局長が早期に訪米して直接会談し、さらに議論を深めていくことも確認した。