夫人同行「私的行為」一転、「公務」を追及
大阪の森友学園の問題をめぐり、8日の国会で民進党は、安倍首相の昭恵夫人が2015年に森友学園で講演した際に同行した政府職員について、政府が「私的行為」から一転して「公務だった」と説明を変えたことを追及した。
民進党は、公務で政府職員が同行していたとすれば昭恵夫人の講演も公的な活動と見なされ、安倍首相の責任につながると指摘している。
政府側は「夫人の私的な活動にも同行することはある」と強調した。
民進党・宮崎衆院議員「結局、公務だということが最新の答弁なので、そういうことでよろしいのかどうか」
土生内閣審議官「夫人が私的活動を行われている場合にも、当面の公務補助活動について必要な連絡調整をすると。こういった任務で同行することはあるわけです」
また民進党は、森友学園が小学校の建設をめぐって政府の補助金を引き上げるために建設費用を水増しして申請した疑惑をただした。これに対して国土交通省は「厳正に事実確認をしている」と述べるにとどめた。
一方、籠池理事長の参考人招致をめぐり、自民党の竹下国会対策委員長は8日朝、「国会では話が面白いから招致するというのはないだろう」と述べ、改めて否定的な考えを示した。