安倍昭恵夫人が「名誉校長」辞任を申し出
大阪の私立小学校の建設をめぐり国有地が鑑定価格より大幅に安く売却された問題で、24日の国会で安倍首相は昭恵夫人がこの小学校の名誉校長の辞任を申し出たことを明らかにした。
民進党の今井雅人議員は、昭恵夫人が名誉校長を引き受けたことが問題だと安倍首相を追及した。
民進党・福島伸享議員「(小学校HPにあった)安倍晋三首相夫人の挨拶が消えております」
安倍首相「お引き受けできませんよという話をしたんですが、その後も何回ともやりとりがあり、引き受けてもらえないと困りますよということで、最終的には受けることになった。そこに通う子どもたちやご両親にかえってご迷惑をかけ続けることになるので辞任をさせていただくと、先方に申し出たところであります」
民進党・今井雅人議員「問題なのは最後(名誉校長を)受けたことなんです。いつも総理は結果が大事だと。引き受けたというのが結果なんです」
安倍首相「(私は)よく承知をしてなかったんでございますが、大変熱心にこれは依頼された結果、そうしたことになったわけでございます」
また午後の財務金融委員会で民進党の伴野議員は「この学校法人に対して法的措置を取らないのか」とただした。安倍首相は「再三断ったにもかかわらず安倍晋三小学校という名前を使って寄付を募ったことは大変遺憾だと伝えた」とする一方で、「総理大臣という立場で個人的な問題で訴えることはしてきていない」と述べた。