安倍首相“寄付金”明確に否定「大変当惑」
森友学園の籠池理事長が16日、小学校の建設費に「安倍総理大臣の寄付金が入っている」と発言したことについて、安倍首相は17日午後、国会で否定した。
安倍首相は、一方的に名前が出され当惑しているとした上で、自らや昭恵夫人からの寄付を明確に否定した。
民進党・福島議員「総理は自分では寄付してない、昭恵夫人・事務所等、第三者を通じても寄付していないとのことです。改めて総理ご自身の認識を問いたいと思います」
安倍首相「今回もですね、一方的に名前が出され、私は大変当惑をいたしております。籠池氏とはですね、1対1などでお目にかかったことはなく、これは何回も答弁をしている通りでありまして、個人的な関係はないわけでございます。それはその通りです。そうした方にですね、そうした方に、これだけ多額の寄付を私自身が行うということは、これ、ありえない話でございまして、また妻や事務所など第三者を通じても行ってはおりません。念のため妻にも確認を取りましたが、領収書等の記録もなく、妻個人としても寄付は行っていない」
また籠池氏側が16日、野党議員らに問題が発覚した後の先月28日と今月8日に昭恵夫人からメールを受け取ったと主張し、うち1通には講演料に言及した内容も含まれていたと説明したことについて、安倍首相は「メールのやりとりは、そんなにないと思うがしていた」と述べた上で、「講演料について、籠池氏の夫人に確認をしている」と説明した。
さらに安倍首相は、メールについて「先方も良ければ公開してもいい。公開をした方がはっきりするのではないか」と述べた。
また籠池氏が財務省の佐川理財局長から「10日間身を隠してくれ」と言われたと主張していることについて、佐川局長は「報道されているような事実はない」と否定した。