×

天皇陛下の退位後の称号 「上皇」が有力視

2017年3月23日 0:35
天皇陛下の退位後の称号 「上皇」が有力視

 天皇陛下の退位後の称号について、政府与党内で「上皇」が有力視されていることがわかった。

 政府は天皇陛下の退位について話し合う有識者会議を再開し、退位後の天皇の称号などを検討するため、専門家からヒアリングを行った。

 天皇制の歴史に詳しい本郷恵子東大教授は、退位後の天皇の呼称として「上皇」を使用することや、秋篠宮さまを「皇太弟」とすることなどを提言した。

 さらに、海外の王室に詳しい君塚直隆関東学院大学教授と、新田均皇學館大学教授も「上皇」の使用を提案したほか、退位後は公務から退くべきとの考えを示した。

 こうした中、政府与党内で、退位後の称号は「上皇」が有力視されていることがわかった。

 有識者会議では、来月下旬に最終的な提言をとりまとめる予定。