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天皇陛下“退位”めぐる有識者会議を再開

2017年3月22日 15:11
天皇陛下“退位”めぐる有識者会議を再開

 政府は、天皇陛下の退位について話し合う有識者会議を22日に再開し、退位後の天皇の称号や活動のあり方などを検討するため専門家からヒアリングを行った。

 政府が22日に再開した有識者会議では、まず、老年医学の専門家、秋下雅弘東大大学院教授からヒアリングを行い、秋下教授は「75歳を超えて働ける人が働くことには全く問題ない」などの意見を述べた。

 また、天皇制の歴史に詳しい本郷恵子東大教授は、退位後の天皇の呼称として「上皇」を使用することや、秋篠宮さまを「皇太弟」とすることなどを提言した。

 本郷恵子東大教授「退位されたからといってないがしろにするというか、明らかに格が落ちるというような扱いはやはりすべきではないと思います」

 海外の王室に詳しい君塚直隆関東学院大学教授と新田均皇學館大学教授も、「上皇」の使用を提案したほか、退位後の天皇は公務から退くべきとの考えを示した。

 有識者会議では、来月下旬に最終的な提言をとりまとめる予定。