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有識者会議再開 天皇退位後の称号など検討

2017年3月22日 12:16
有識者会議再開 天皇退位後の称号など検討

 政府は、天皇陛下の退位について話し合う有識者会議を22日に再開し、退位後の天皇の称号や活動のあり方などを検討するため専門家からヒアリングを行っている。

 先週、衆参両院の議長らが、退位を可能にする特例法の法整備に向けて政府に提言を提出した。政府が22日に再開した有識者会議では、まず、老年医学の専門家、秋下雅弘・東大大学院教授からヒアリングを行い、秋下教授は「75歳を超えて働ける人が働くことには全く問題ない」などの意見を述べた。

 また、天皇制の歴史に詳しい本郷恵子・東大教授は、退位後の天皇の呼称として「上皇」を使用することや、秋篠宮さまを「皇太弟」とすることなどを提言した。

 有識者会議では来月下旬に最終的な提言をとりまとめる予定。