「夫人担当者から希望に沿えないとFAX」
国会では森友学園の籠池理事長の証人喚問が行われている。注目の証人喚問で籠池氏は安倍首相の昭恵夫人から2015年9月に寄付金として100万円を受け取ったと改めて主張した。古谷朋大記者が中継で伝える。
籠池氏は寄付金を受け取った際には随行の職員も席を外して昭恵夫人と2人きりの状況だったと証言した。
これに対し自民党の西田議員は安倍首相側が寄付金の受け渡し自体を否定しており、面会の時の状況についても籠池氏と昭恵夫人の証言が食い違っているとただした。
また、籠池氏は寄付金を受け取った際に昭恵夫人に講演料として10万円をお菓子の袋の中に封筒を入れて渡したと主張した。
また、籠池氏は2015年10月に国有地の借地契約を巡り、昭恵夫人に「助けをいただこうと考え夫人の携帯に電話した。留守電だったのでメッセージを残した」と話し、その後の11月に夫人担当の職員から「現状では希望に沿う事はできない」とFAXで回答があったと証言した。
さらに小学校の名前を巡り籠池氏は安倍首相が首相就任以前の2012年に「安倍晋三記念小学校」としたいと昭恵夫人を通じて安倍首相に打診したという。籠池氏は当初、この申し出は了承されたものの、その後首相に就任した事を理由に辞退したいと伝えられたと説明した。