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維新の会“共謀罪”法案6日の審議入り賛成

2017年4月4日 16:44
維新の会“共謀罪”法案6日の審議入り賛成

 共謀罪の趣旨を盛り込んだ「組織犯罪処罰法改正案」を巡り、日本維新の会は自民党の幹部に対して6日の審議入りに賛成する考えを伝えた。

 組織犯罪処罰法改正案の扱いを巡って自民党と公明党の足並みの乱れが表面化する中、維新の会としては自民党の方針を支持する姿勢をアピールし、今後の協力を取り付ける狙いがあるものとみられる。

 自民党幹部との会談で維新の会は、東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて「組織犯罪処罰法改正案は国民を守る意味で必要だ」などとして、6日の審議入りに賛成する考えを自民党に伝えた。一方で「問題点も指摘されている」として法案の修正協議を申し入れ、自民党の二階幹事長は会見で「謙虚に承りたい」と述べている。

 また、維新の会は国会の憲法審査会について自民党が方向性を示すなど議論をリードするよう求め、自民党側も受け入れる考えを示した。一方、野党・民進党は、組織犯罪処罰法改正案が性犯罪を厳罰化する「刑法改正案」より先に審議されることについて、「安倍政権は女性活躍と言いながら女性の切なる声を聞いておらず、言行不一致だ」などと強く批判した。