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自民党・二階幹事長 習主席と会談

2017年5月16日 14:41
自民党・二階幹事長 習主席と会談

 中国・北京を訪れている自民党の二階幹事長は16日、習近平国家主席と会談し、北朝鮮の核・ミサイル問題に関し、日本と中国が協力するよう呼びかけた。

 「副総理級」との好待遇で北京を訪れた二階幹事長だが、今回、習主席との会談を実現したことで日中関係の前進をはかりたい考え。

 中国・習近平国家主席「両国が歩み寄って妨害を排除し、中日関係を終始、正確な方向に向けて発展させていきたいと思います」

 自民党・二階幹事長「中国と日本が協力しあうことによって、何でもできるのではないかという皆が自信を持つこと、これが私たちにとって今度お伺いした最大の収穫であると」

 二階幹事長は、今年が日中国交正常化45周年であることなどから、習主席を含む中国の要人の日本への訪問を求めた。習主席も「今後、検討したい」と応じた。二階氏が手渡した安倍首相の親書にも、双方の首脳の相互訪問を実現したいとのメッセージが入っており、今後、日中間での要人の往来について検討が進みそうだ。

 また、北朝鮮情勢について二階幹事長から、「北朝鮮が核・ミサイルの廃棄を行うよう、日中で協力したい」と求めた。習主席は北朝鮮については直接、言及しなかったものの「日中は幅広い分野で協力できる」と応じた。