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都議選で自民惨敗 安倍首相「深く反省」

2017年7月3日 10:31
都議選で自民惨敗 安倍首相「深く反省」

 東京都議会議員選挙から一夜明け、安倍首相が記者団のインタビューに応じた。安倍首相は自民党の歴史的な惨敗に終わった選挙結果を深刻に受け止め、深く反省する姿勢を示した。

 安倍首相は「深く深く反省しなければならない」とする一方で「やるべきことはしっかりと前に進めていかなければいけない」と述べて今後の政権運営に意欲を示した。

 安倍首相「大変厳しい都民の審判が下されました。わが党に対する、自民党に対する厳しい叱咤と深刻に受け止め、深く反省しなければなりません。こういうときこそ、私たちはいっそう身を引き締め、反省すべき点はしっかり反省しながら、謙虚に丁寧に、しかしやるべきことはしっかりと前に進めていかなければいけないと、こう考えております」

 こうした中、安倍首相や菅官房長官、麻生副首相は2日夜、都内のレストランで会談し、今後の対応を協議した。ある政権幹部は「当面国政選挙はないし、しばらくきちんとやっていればいずれ次の話に移っていくだろう」と話すなど、当面、腰を落ち着けて政権運営を行い支持率の回復を図る考え。

 安倍首相は8月にも内閣改造に踏み切り態勢の立て直しを図る考えだが、安倍首相周辺は「目玉と言うよりは安定した内閣にすることだ」と語っている。ただ自民党内には「このままでは次の衆議院選挙が戦えない」といった厳しい受け止めが広がっていて、今回の選挙結果を受けた安倍政権の姿勢が問われることになる。