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加計学園・獣医学部の認可めぐり、国会審議

2017年11月15日 10:58
加計学園・獣医学部の認可めぐり、国会審議

 安倍首相の友人が理事長を務める、加計学園の獣医学部の新設が認可されたことを受けて、国会では衆議院文部科学委員会が開かれ、認可の経緯などが審議されている。

 自民党は、前文科副大臣の義家議員が質問に立ち、認可を批判している前川前事務次官について「理解できない」などと非難した。

 義家議員「行政がゆがめられた等の発言をされている前川前次官が問題視している一連のやりとりが、(政務三役会議などの場で)議題にあがったことは、前次官が退職時まで一度もなかったと私は記憶しておりますが、事実関係を文科省、お答えください」

 文科省担当者「取り上げたことは一度もございませんでした」

 義家議員「それを議題にさえあげずにお辞めになって、半年してからご発言されると。これは到底、理解できないものであろうというふうに思っております」

 また、林文科相は今回、設置の認可に至った理由について「加計学園の構想が、国家戦略特区のプロセスの中で、先端ライフサイエンス研究の推進など、新たなニーズに対応するものだと確認をされて、認可の申請に至った」と述べた。また、「地域封じ込め対策に基づく危機管理などが期待されているとともに、四国で活躍する獣医師の供給を目的として、四国入学枠も設けている」などと説明した。