二階幹事長、習主席と会談 来年の訪日要請
中国・北京を訪問している自民党の二階幹事長は習近平国家主席と会談し、来年、日本を訪問するよう要請した。
会談の中で二階幹事長は、「日中関係改善の勢いを加速させ、来年、首脳間交流の実現をお願いしたい。来年は日本でお待ちしております」と述べ、習主席に来年、日本を訪問するよう求めた。
これに対し習主席は言及しなかったということだが、同席者によると「習主席に関係改善の意欲を感じるような雰囲気だった」という。
二階幹事長「春の暖かさを感じるような日中交流であったと、こういう評価をいただいておりますが、私もそのことはうなずけるといいますか、事実そういう環境で行われた」
首脳の相互訪問は、中国との関係改善を目指す安倍首相にとって、来年、ぜひとも実現したい外交での目標。北朝鮮情勢が緊迫していることもあり、中国とより協力し合えるようにするため、首脳同士の人間関係を深めていこうという狙いだ。
今回の会談は、中国との太いパイプを持つ二階幹事長が地ならしをした形になった。これを相互訪問の実現につなげられるかが安倍政権の来年の課題となる。