日・EU両首脳 経済連携協定に署名
安倍首相は、来日しているEU(=ヨーロッパ連合)のトゥスク大統領らとEPA(=経済連携協定)に署名した。
EPAをめぐっては先週、安倍首相がベルギーを訪問し署名する予定だったが、西日本豪雨で中止したためトゥスク大統領らが来日し、17日に署名された。
安倍首相「EPAへの署名は保護主義的な動きが世界に広がる中、日本とEUが自由貿易の旗手として、世界をリードしていくとのゆるぎない政治的意志を世界に鮮明に示すものであります」
安倍首相はこのように述べ、自由貿易の推進に向けEPAの意義を強調した。今後、EPAはそれぞれの国会、議会の承認を経て来年前半にも発効する見通し。
EPAが発効すれば、EUから輸入されるワインの関税は即時撤廃されるほか、チーズの関税は一定の枠内で15年の間に撤廃される。一方、日本から輸出する乗用車の関税は7年かけて撤廃される。