“判断遅く3回目接種に遅れ” 野党側が岸田首相の責任追及
新型コロナワクチンの3回目接種をめぐり、野党が岸田首相を追及しました。
野党側は、2回目からの接種間隔を8か月から6か月に前倒しする判断が遅かった事が3回目接種の遅れにつながったとして、岸田首相の責任を追及しました。
立憲民主党・長妻昭議員
「3回目のワクチン、これ遅いという認識はありますよね。遅いという。スタートが遅かったわけですよ。8か月6か月で手間取って遅くなったと、総理、反省というのはあるんですか。それだけ教えてください」
岸田首相
「我が国においては、1回目2回目の接種のタイミングがあり、結果として、この接種、3回目接種自体、タイミングも各国に比べて一歩遅れているというご指摘、これはその通りだと思います。しかし、この国民の命、そして安全にかかわる課題について、科学的なエビデンスに基づいて我が国としても取り組んできたと思います」
野党側は、「自宅で亡くなる人や入院できずに施設で亡くなる高齢者がいる。首相は必要な医療を提供しているというが、地域によっては提供されていないのが実態だ」と追及しました。
これに対し、岸田首相は「現実に様々な混乱や不都合があるということは謙虚に受けとめなければならない。だからこそ、柔軟な病床の使用等についても絶えず工夫をし努力をしている」と述べました。
こうした中、来年度予算案が21日午後、衆議院の予算委員会で与党などの賛成多数により可決されました。22日、衆議院本会議で可決され参議院に送られる見通しです。