欧州向け郵便物、シベリア鉄道で 露と合意
ロシアを訪問している野田総務相は日本からヨーロッパ向けの郵便物をシベリア鉄道を使って運ぶことでロシア側と合意した。
野田総務相は郵便やICT(=情報通信技術)分野での協力推進のため、30日からモスクワを訪問している。31日はロシアのノスコフ通信相と会談し、日本からのヨーロッパ向け郵便物をシベリア鉄道で運ぶことなどで合意した。
サービスは8月から始まりこれまで船で2、3か月かかっていた時間を半分に短縮できるという。
野田総務相はまた、日本の郵便物の分配システムを導入した国際郵便物センターを視察した。分配システムは東芝がソフトウエアも含めて約60億円で納入したもので総務省は郵便のほかに消防や統計などの分野でも日本の公共インフラの仕組みの輸出を増やしていきたい考え。