防衛省 概算要求5.3兆円“過去最大”に
防衛省は、今月末にまとめる来年度予算案の概算要求について、過去最大となる約5兆3000億円とする方針を固めた。
防衛省は、来年度予算案の概算要求を5兆2986億円とする方針で、今年度予算の5兆1911億円を上回り、過去最大となる。
この中には、秋田県と山口県に配備予定の陸上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」を導入するための費用や、F35Aステルス戦闘機の取得経費などが盛り込まれている。
一方で、自民党が提言していた、海上自衛隊の護衛艦「いずも」を戦闘機の離着艦ができるよう改修することについては関連する経費の計上は見送られた。
野党などから「事実上の空母の保有になり専守防衛に反する」などと批判が出ていたことを受けての判断とみられる。