自民党の総裁選挙で３選を決めた安倍首相が２０日午後に会見し、来月初めに党役員人事と内閣改造を行う考えを表明した。

安倍首相は来週、ニューヨークで行われる国連総会に出席した後の来月１日にも党役員人事と内閣改造を行う方針。

安倍首相「国連総会から戻り次第、党役員人事・内閣改造を行う考えであります。未来を見据えた国づくりという大事業にあたっては、できるだけ幅広い人材に活躍のチャンスをつくりたいと考えています」

また安倍首相は人事をめぐり、政権の骨格である菅官房長官や麻生財務相の処遇について「しっかりとした土台の上にということでくみ取ってほしい」と述べ、留任を検討する考えを示唆した。

また安倍首相は北海道胆振東部地震の被災地の復旧、復興費用を盛りこんだ補正予算案を秋の臨時国会に提出する考えを表明した。さらに憲法改正については「党の改正案の国会提出に向けて対応を加速したい。公明党との調整を行いたい」と述べ、自民党案を次の臨時国会に提出することを目指す考えを改めて示した。