世耕経産相、留任で最終調整 内閣改造
内閣改造と自民党の役員人事をめぐり、安倍首相は世耕経済産業相を留任させることで最終調整していることがわかった。
世耕経済産業相はロシアに対する経済協力の担当相も兼務しており、経済協力をてこに北方領土交渉の進展を目指す安倍首相は、引き続き世耕氏に担当させたい考え。
安倍首相はすでに河野外相や、アメリカとの貿易協議を担当する茂木経済再生担当相を留任させる方針を固めており、外交の継続性も重視した布陣となっている。
一方で、総裁選で争った石破元幹事長については、憲法改正などをめぐって考えの隔たりが大きいことから、安倍首相の周辺は「石破氏本人の起用はない」と話している。