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日米物品貿易協定、交渉開始へ その評価は

2018年9月28日 4:35
日米物品貿易協定、交渉開始へ その評価は

安倍首相とトランプ大統領との日米首脳会談で交渉開始が決まった日米の物品貿易協定=TAG。27日夜の深層NEWSでは、このTAG交渉開始についての評価をめぐって議論になった。

自民党 元防衛相・中谷元議員「(日本にとっては)プラスで、よく無難に乗り切ったし、また時間も稼いだ。特に、自動車の25パーセントの関税の追加とか、農産物の数量的な問題もTPPを超えないと約束した」

早稲田大学・中林美恵子教授「(米側は)『日本はいよいよ、あれだけ2年間、アメリカとのFTA(自由貿易協定)は嫌だと言っていたのに、いよいよFTAの入り口に入ることが決まった』というふうに言っていて」

近野キャスター「向こうはそう解釈している」

自民党の中谷元・元防衛相が、今回の日米交渉は、アメリカと韓国の交渉に比べるとよく頑張ったと評価した。これに対して、早稲田大学教授の中林美恵子氏は、アメリカ国内ではトランプ大統領が「いい戦利品を勝ち取った」と受け止められていると指摘した。