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自民・下村氏「職場放棄」発言を陳謝

2018年11月15日 15:33
自民・下村氏「職場放棄」発言を陳謝

自民党の下村博文憲法改正推進本部長は、国会で憲法審査会が開かれていないことをめぐり、野党の姿勢を「職場放棄」などと批判した発言を撤回し、陳謝した。

下村氏の発言に野党は強く反発し、憲法審査会は開催のメドが立たない状況が続いていたため、下村氏は発言の撤回と陳謝に追い込まれた形。

自民党・憲法改正推進本部、下村本部長「特に私は党の憲法の責任者でもありますから、にもかかわらず野党の皆さんに不快な思いをさせてしまったということについては、本当にこの場をお借りしておわびを申し上げたいと思います」

下村氏は先週、憲法改正の議論に慎重な野党の姿勢について「議論さえしないのは、職場放棄ではないか」などと批判し、これに野党は強く反発していた。下村氏は15日の陳謝に加え、内定していた憲法審査会の幹事を辞退するが、野党はいっそう態度を硬化させている。

立憲民主党・辻元国対委員長「総理がおっしゃったことを実現するために、憲法審査会の幹事たちがジタバタしてるように見えますよ。1日でも早く開いてと。そういうことに乗れないでしょうという話です」

また、立憲民主党の辻元氏は「強引に憲法審査会を開いて自分たちの改憲案を提示したいというのは、言語道断だ」と述べ、憲法審査会の早期開催には応じない考えを強調した。