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返還は歯舞・色丹2島にとどまるのか…議論

2018年11月16日 5:25
返還は歯舞・色丹2島にとどまるのか…議論

日露の首脳会談で合意した1956年の日ソ共同宣言を基礎にした平和条約交渉の加速。15日夜の深層NEWSでは、北方領土のうち、日本に返還されるのは歯舞・色丹の2島にとどまるのではないかとの議論になった。

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Q:安倍首相ははっきり言っていないけれども、もう(国後・択捉の)2島(返還)は基本的にはないという前提は認識しているんですか?

新党大地・鈴木宗男代表「私は(歯舞・色丹の)2島プラスアルファです。安倍総理も2島プラスアルファ」

Q:安倍首相もそうなんですか?

鈴木宗男氏「私はそう思っています。国後・択捉に言及したら、もうロシアは(交渉に)乗ってきません」

玄葉光一郎元外相「2島プラスアルファというのは、基本的に、島の帰属の問題は歯舞・色丹が日本、残りについては、いわゆる経済活動でプラスアルファ、あるいは墓参だとか行き来だとかということなんですね。領土の本質の部分ではないから、まさに(歯舞・色丹の)2島(返還)で最終決着になっていく可能性が高いというふうに見ているということなんです」

玄葉元外相はまた、歯舞・色丹の2島のみの返還で最終決着した場合、日本国内の評価は分かれるのではないかとの見方を示した。