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陸上自衛隊「オスプレイ」配備を延期に

2018年11月16日 20:47

岩屋防衛相は、ことし秋から日本に配備する予定だった、陸上自衛隊のオスプレイについて、配備先の佐賀空港の施設整備が遅れていることから延期することを明らかにした。

岩屋防衛相は16日、「本年度納入予定の(オスプレイ)5機につきましては、陸自パイロットおよび整備員の養成や練度維持向上のために、これらの機体を使いまして、アメリカにおいて教育訓練を行うことといたしました」と述べた。

陸上自衛隊はアメリカの輸送機オスプレイを今年度5機導入し、秋から日本国内に配備する予定だった。しかし、配備予定地の佐賀空港の施設整備が遅れていることから、日本への配備を延期し、アメリカに隊員を派遣して訓練を行うことになった。訓練の期間などについては、今後、アメリカと調整するとしている。

防衛省は、引き続き、佐賀空港の地権者との調整を続けながら、受け入れ体制が整うまでの間、オスプレイを千葉県の木更津駐屯地に一時的に配備することなどを検討する方針。