外国人労働者の受け入れ拡大のための出入国管理法改正案をめぐり、衆議院法務委員会は、野党側も出席して質疑が行われている。与党側は２７日に採決する方針で、野党側は猛反発している。

出入国管理法改正案について与党側は、委員会で質疑を行った後、２７日に採決することを委員長の職権で決めた。法案を２７日中に衆議院本会議でも採決し、参議院へ送りたい考え。これに対し野党側は、「内容がスカスカの法案を白紙委任しろと言うのか」などと法案の採決に猛反発している。

立憲民主党・山尾志桜里議員「世間の受け止めと永田町の常識がかい離をしている、与党の意識がかなりギャップがあるという状況の中で、ここからまた２時間の質疑、そして与党自身は採決を」

野党側は山下法相の不信任決議案などを提出して、徹底抗戦する構え。２７日の衆議院本会議は夜までもつれ込みそうで、与野党の攻防は山場を迎えている。