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与党はあす成立目指すも 野党は阻止の構え

2018年12月6日 17:57
与党はあす成立目指すも 野党は阻止の構え

今の国会の最大の焦点となっている、外国人労働者の受け入れを拡大するための出入国管理法改正案について。与党側は6日、参議院法務委員会で採決しようと安倍首相も出席して質疑を行った。

立憲民主党の小川議員は、「少子化の中で労働力が不足することが予見されていたのに放置した」として安倍首相に責任をただした。

立憲民主党・小川敏夫議員「外国人労働力に頼らなくてはならない状況をここまで深刻に招いたというのは事実ですから。あなたに責任があることは明らかです」

安倍首相「努力を相当してきましたよ。はっきりと申し上げて、我々の前の政権の時、何か努力したんでしょうか、いや、そういう指摘があったからその指摘が間違いだと今私がお答えをさせていただいているところでございまして、答えている時に座っている席からヤジられると非常に答えにくいものですから」

法務委員会で与党側はこの後、法案を採決したい考えだが、野党側は法務委員長の解任決議案を提出して採決を阻止する構え。

さらに山下法相の問責決議案や安倍内閣の不信任決議案の提出も検討しているが、不信任案をめぐっては野党内にも提出に後ろ向きな声があり、足並みの乱れも出ている。

政府・与党は7日に法案を成立させる方針で入管法改正案をめぐる与野党の攻防はいよいよ大詰めを迎える。