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出入国管理法改正案、参議院での論戦始まる

2018年11月28日 18:26
出入国管理法改正案、参議院での論戦始まる

国会では28日午後から参議院に舞台を移して、外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法改正案の審議が始まっている。

参議院本会議では、与党・公明党も、外国人実習生が失踪している問題などで適切な対応を求めた。これに対し、安倍首相は受け入れ態勢を強化する考えを示した。

公明党・石川博崇議員「(技能実習制度では)過重労働、給与未払い、失踪等、様々な問題が指摘されてきました。その原因を徹底的に究明し、適切な対策を実施すべきであると考えます」

安倍首相「今般新設する出入国在留管理庁のもとで、在留管理を抜本的に強化してまいります」

今後の国会審議だが、今の国会の会期末は来月10日で、既に2週間を切っている。そして安倍首相は29日からG20サミットに出席するためアルゼンチンに出発し、帰国は来月4日となる。野党側は安倍首相に対する質疑も求めているが、実際には難しそう。

野党側は十分な審議ができないと反発している。それでも与党側は法案を会期内に成立させる方針。このため野党側は「日程ありきだ」「立法府をバカにしている」と猛反発していて、安倍首相が出席する審議も含め、十分な審議時間の確保を求めている。

今後も与野党の対立が激しくなりそうだ。