今の国会の焦点となっている外国人労働者の受け入れを拡大するための出入国管理法改正案が衆議院を通過した。

入管法改正案をめぐっては２７日夜、採決するための衆議院本会議が開かれ、野党側は「人数の上限なしに潜在的永住者として外国人の受け入れを拡大する法案だ」などと改めて反対した。ただ、法案は与党などの賛成多数で可決され、参議院に送られた。

立憲民主党・辻元国対委員長「強行的に採決されたことについては非常に残念です。法案の問題点を詰めていくという作業を衆議院としても、参議院の審議の後押しをしていきたい」

自民党・森山国対委員長「野党の皆さんのご出席もいただく中で、入管法が参議院に送付できたのは非常にいいことだったと思います」

法案は２８日、参議院でも審議が始まる見通しで、政府与党は来月１０日の会期末までに成立させたい考え。