国民民主党が初党大会“野党結集”呼びかけ
野党第2党の国民民主党は、12日に初めての党大会を開いた。玉木代表は、夏の参議院選挙に向けた野党勢力の結集を呼びかけた。
玉木代表「野党がばらばらであること。これが国民の皆さんの不満と皆さんの不安の源になっていると思います。何が違うのかではなく、何が同じかを求めて、強い野党を作ってまいります」
玉木代表はこのように述べた上で、他の野党との合流も視野に入れた協議を始める考えを示した。また、「衆参ダブル選挙の可能性も十分ある」として、近く衆院選の候補者の公募を始めることも明らかにした。
しかし、党内は将来の路線を巡り混乱している。党の支持率が低迷していることもあり、結党以来3人が離党し、さらに、伊藤俊輔議員も来週離党し国会では立憲民主党会派に入る方針であることが日本テレビの取材で明らかになった。
一方で、ある中堅議員は「何でも反対路線の立憲民主党とは連携できない」として自由党などと第3極の結集を模索する動きもある。
党内の不協和音が続く中、党勢の拡大どころか、他の野党と連携し、与党に対抗できる勢力へと結集する道筋も見えてこない。国民民主党にとって、正念場の一年となる。