×

米朝首脳会談に向けた方針は?首相にただす

2019年2月20日 13:07
米朝首脳会談に向けた方針は?首相にただす

国会の衆議院予算委員会で与党の議員は、27日から始まる米朝首脳会談に向けてアメリカとどのように方針を擦り合わせていくか、安倍首相にただした。

安倍首相は北朝鮮の非核化を確実に進める重要性を強調した上で、米朝首脳会談に向けてトランプ大統領をバックアップしていくと意欲を示した。

公明党・佐藤茂樹議員「完全かつ検証可能で後戻りのできない形での非核化を行うことが重要だということをぜひ再度、トランプ大統領にきちっと日本の主張として伝えていただきたいと」

安倍首相「日本の基本的な考え方というのは、まさに核兵器においては完全検証可能そして不可逆な廃棄でございます。まさに交渉を行うトランプ大統領を私は信頼をしております。しっかりとバックアップをしていきたいと考えています」

また、安倍首相は19日に拉致被害者の家族から受け取った金正恩委員長へのメッセージについて、「肉親の帰国を強く求める、本当に思いが込められたメッセージだと感じた」と述べた。

こうしたメッセージも踏まえて、20日夜のトランプ大統領との電話会談では、「私の拉致問題解決に向けての考え方について、しっかりトランプ大統領に話したい」と意欲を示した。

その上で、「トランプ大統領には、私が話したことを金正恩委員長に伝えてもらいたい」と述べた。