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勤労統計「首相の意向」反映? 野党が追及

2019年2月25日 15:27
勤労統計「首相の意向」反映? 野党が追及

統計不正問題を巡る毎月勤労統計の調査方法の変更について、立憲民主党の枝野代表は「首相の意向」を反映しているのではないかと追及した。

立憲民主党の枝野代表は官房長官時代の経験を持ちだし、首相秘書官から問題意識を伝えられれば「当然、首相の意向を反映したものと受け止める」と主張した。

立憲民主党・枝野代表「総理大臣秘書官ならば、総理の意向が背景にあるんだと受け止めるのが普通だと思うんですが」

安倍首相「(以前)官房副長官を務めておりましたが、秘書官から言われたら、それが総理の意向だと思ったことは私はないんですね」

立憲民主党・枝野代表「私も官房長官の経験ありますが、総理の秘書官から『総理こういうご意向なんだけれども、官房長官どうでしょうか?』みたいな話は少なからずありましたし、またその際に、『総理の意向こうなんですが』ということが省略されるというようなことは当然多々あった」

これに対し安倍首相は、「中江前秘書官は最終的に、専門家の意見を聞いてみるべきではないかと言っている。自分はこういう問題意識を持っているということを伝えるのは、当然のことだ」と反論した。

また中江氏も、問題意識を「伝えることは首相秘書官としての仕事だという考えは今も変わっていない」と強調した。