統計不正“首相秘書官の圧力は”野党側追及
2015年の毎月勤労統計の調査方法変更について、野党側は当時の首相秘書官による圧力があったのかどうか追及している。
参考人として出席した厚生労働省の姉崎元統計情報部長は、当時の中江首相秘書官から調査方法の変更について言及があったことを明らかにした。
厚労省によると、調査方法の記述が2015年9月14日の午後2時過ぎから10時半過ぎまでの間に変更されていた。また、この日の午後に、厚労省の姉崎元統計情報部長が中江前秘書官にその議論の内容について説明したことも分かっている。
立憲民主党会派・小川淳也議員「ご自身の口で経緯と(秘書官発言の)内容についてご説明いただきたいと思います」
厚労省・姉崎元統計情報部長「秘書官からは、コストというよりもちゃんと実態を把握するような観点から言うと、部分入れ替えということもあるのではないかというのはコメントがありました」
小川議員「普通に考えれば中江さんとの面談を経て、結論を書き換えなければならないと判断をしたあなたが指示をして、この結論を書き換えさせたというのがどう考えても自然な経過」
また姉崎氏は、専門家の意見に加え、調査方法の検討会座長にも「修正しておいて」と言われたことを明らかにした。