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不正調査 野党側“調査方法変更”を追及

2019年2月7日 12:00
不正調査 野党側“調査方法変更”を追及

厚生労働省の不正統計調査問題をめぐり、野党側は、東京都が6日、不正の原因となった調査方法の変更を厚労省に要望した事実は確認できなかったと発表したことについて、政府の見解をただした。

日本維新の会の東議員は、厚労省の特別監察委員会の中間報告では、調査方法の切り替えは「都道府県からの要望を踏まえた」としていたが、東京都の発表と食い違うとして根本厚労相を追及した。

日本維新の会・東徹議員「東京都が毎月勤労統計調査調査方法について、大規模事業所の調査を全数調査から抽出に変更することを国に要望した事実は確認できなかったとあるんですよ」

根本厚労相「(特別監察委員会の中間報告に)事実誤認があったかということについては、引き続き厳正な検証作業を行っていただいてるところであって、しっかりと議論していただきたいと思っております」

日本維新の会・東徹議員「監察委員会は、きちんと東京都の方にもヒアリングしに行くんですか」

根本厚労相「直接ヒアリングを実施していただいたと聞いております」

一方、公明党の山本議員との質疑の中で、安倍首相は、千葉県野田市で10歳の女の子が死亡した事件を受けて、8日に関係閣僚会議を開くことを明らかにした。

今回の事件で大きな問題となった、虐待の可能性のある児童の情報の取り扱いに関する新たなルールの設定など、対応策について協議するという。