安倍首相“自衛隊の憲法明記”に改めて意欲
安倍首相は防衛大学校の卒業式で、「自衛隊が強い誇りを持って職務をまっとうできるよう、環境を整えるため全力を尽くす決意だ」と述べ、憲法を改正し、自衛隊を明記することに改めて意欲を示した。
訓示の中で、安倍首相は、来賓として招かれた1976年の卒業生に向けて、「皆さんが防大で学んでいたころ、裁判所で自衛隊を憲法違反とする判決が出たことを覚えている方も多いかもしれない」と述べた。
そして、これまでの自衛官の努力により、「今や自衛隊は国民の9割から信頼を勝ち得ている」と指摘したうえで次のように述べた。
安倍首相「政治もその責任をしっかりと果たさなければならない。次は私たちが、自衛隊の諸君が強い誇りを持って職務をまっとうできるよう、環境を整えるため全力を尽くす決意です」
安倍首相は、このように話し、憲法を改正し、自衛隊を明記することに改めて意欲を示した。
ことし、防衛大学校を卒業する留学生を除く478人のうち、民間企業に就職するなどの理由で自衛官になるのを辞退したのは49人だった。