陸上自衛隊 “八甲田演習”始まる
陸上自衛隊の八甲田演習が青森市で23日から始まり、隊員たちが冬山で体力と精神力を鍛えている。
八甲田演習は117年前の1902年、199人が犠牲になった旧陸軍の雪中行軍遭難事件を教訓に毎年行われている。
第5普通科連隊の隊員600人は重さ20キロの装備を背負い、5人1組で燃料などを積んだ重さ80キロのソリを引きながらスキーで移動する。隊員たちは声を掛け合いながら7.5キロ先の銅像茶屋をめざしていた。
陸上自衛隊第5普通科連隊・尾野隼世1士「初めてなので緊張と不安でいっぱいです。強い意志を持ってどんな困難にも屈せず全隊員で完歩できるように頑張っていきたいと思います」
八甲田演習は24日まで行われ、雪壕に泊まる野営訓練などで体力と精神力を鍛える。