東北道は健全 桜田大臣「事実異なる」謝罪
国会で桜田オリンピック・パラリンピック担当相は24日、東日本大震災後に東北自動車道などが健全に動いていたなどと発言したことについて、「事実と異なる」として謝罪、撤回した。
立憲民主党の吉川議員は、桜田大臣の発言は事実誤認であり被災地の方々を傷つける発言だと非難した。
立憲民主党・吉川沙織議員「東北自動車道だとか健全に動いていたから良かったですが、しかしもし首都直下地震でも来たら人の移動や物資の移動が妨げられるとの発言をしたと」
桜田五輪担当相「発生から一定期間経過後に内陸部の一部の幹線道路では緊急車両の通行ができるようになったとの意図でお話をしたところであります。しかしながら、広く国道交通網ということに言及して申し上げたことは事実と異なるためおわびの上、撤回させていただきたいと思います」
立憲民主党・吉川沙織議員「では総理は桜田大臣が復興五輪にふさわしい任にあるとお考えでよろしいんですね」
安倍首相「発言等については正確さを欠くことのないように留意しつつ情熱を持って取り組んでもらいたい」
また吉川議員は「事実誤認も甚だしく被災者の気持ちに寄り添ってない」として辞任を求めたが、桜田大臣は一層身を引き締めて努力すると強調するにとどまった。