新元号 「久化」「英弘」など他に候補5案
政府は1日、「平成」に代わる新たな元号を「令和」と発表したが、最終的に絞り込んだ6つのうち「令和」以外に、「久化(きゅうか)」「英弘(えいこう)」などすべての候補が明らかになった。
政府は1日、各界の有識者や閣僚らに6つの新元号の候補を示したが、政府関係者によると、「令和」以外の5案は「久化(きゅうか)」「英弘(えいこう)」「広至(こうし)」「万和(ばんな)」「万保(ばんぽう)」だったことがわかった。このうち、「令和」以外にも「英弘(えいこう)」と「広至(こうし)」は日本の古典を出典としていて、それらは古事記と日本書紀から選ばれたという。
一方、「令和」の考案者については、京都にある国際日本文化研究センターの名誉教授で万葉集を専門とする中西進氏を有力視する声が学者の間で上がっている。中西名誉教授は日本テレビの事前の取材に対しいったん応じるとしたものの、「令和」の発表直前になって「話してはいけないと言われた」として取材の依頼を断った。