自民・吉田参院幹事長が脳腫瘍公表、引退へ
自民党の吉田博美参議院幹事長は会見で脳腫瘍と診断されたことを明らかにし、改選となる夏の参議院選挙に立候補せず引退する考えを示した。
自民党・吉田参議院幹事長「脳腫瘍があると言われました。やはり選挙運動は難しいということになりますので、選挙に出馬しないという決断をしたところです」
吉田参議院幹事長は23日午後に行われた会見で、24日から入院し、25日、脳腫瘍の手術を行うことを明らかにした。その上で、夏の参議院選挙への立候補を見送り、政界を引退する考えを示した。
吉田氏は自らが選出されてきた長野選挙区は去年、後継者に譲っていて、比例代表での立候補を検討していたが、最近は車いすで登院するなど体調に不安を抱えていた。
吉田氏の引退について二階幹事長は「大変、残念だ。吉田さんのあとをみんなで埋めていくと」と述べたが、参議院を取り仕切ってきた実力者の引退は、政権運営にも影響を及ぼしそうだ。