盛山文科相を野党が追及“統一教会”との関係めぐり
いわゆる統一教会との関係をめぐり、「うすうす思い出してきた」などと発言した盛山文部科学大臣に対し、国会では野党が追及を続けています。中継です。
野党側は岸田総理大臣に、盛山大臣が身内の岸田派出身だから甘い対応になっているのでは、と詰め寄りました。
立憲民主党・渡辺創議員「(首相は)派閥政治から脱却するとおっしゃってるわけですよね。同じ派閥にいらっしゃった盛山大臣だから守るような対応を今なさってるということはありませんか」
岸田総理「同じ派閥だったから守るなどということは全く考えておりません。任命の時点でこの(教団側との)関係はない、断っているということを前提に任命をしたわけであります」
また、立憲民主党の渡辺議員は、関係があった可能性を否定し切れないのであれば、教団の解散命令請求の手続きに影響が出ると指摘して更迭すべきと迫りました。
これに対し岸田総理は、「解散命令請求は盛山大臣によって手続きが進んだ。現在、そして未来に向けて関係は一切断っている」と述べ、続投させる考えを改めて示しました。
――政治とカネの問題での追及は行われましたか?
はい、野党側は萩生田前政調会長ら安倍派幹部の訂正された収支報告書には「不明」とばかり記載され、不適切だと批判しました。
立憲民主党・渡辺創議員「収入総額も不明、前年度繰り越しも不明、支出総額も不明、翌年への繰越額も不明です。さらに支出額を示すページにも不明、不明、不明のオンパレードです。こんな収支報告は通用するんですか」
岸田総理「この修正するにあたって正確な数字を記載しなければいけない、これ当然のことでありますが、数字が確定するまでの間、不明という形で訂正をすることはありうる」
岸田総理はまた、実態解明に向け自民党の全ての国会議員に行ったアンケートについて、来週早々にもとりまとめ、結果を明らかにする考えを示しました。