政府・与党“国会会期延長せず”方針固める
老後の生活には「年金だけでは足りない」などとした金融庁の報告書について、野党側が国会で追及したのに対し、安倍首相は「不正確で、誤解を与えるものだった」と述べた。
立憲民主党・蓮舫参院幹事長「日本は、一生懸命働いて給料もらって、勤めあげて、退職金をもらって年金をいただいて、それでも65歳から30年生きると、2000万円ないと生活が行き詰まる、そんな国なんですか」
安倍首相「これは金融庁から発表された数字なんだろうと、こう思っておりますが、これは不正確であり、誤解を与えるものであった」
立憲民主党・蓮舫参院幹事長「この報告書、読みました?」
麻生副総理「冒頭の部分、一部、目を通させていただきました。全体を読んでいるわけではありません」
一方、政府・与党は今月26日までの今の国会の会期を延長しない方針を固め、これにより、夏の参議院選挙は7月4日公示、21日投開票の方向となった。
また、衆参同日選挙への臆測がなおくすぶり続ける中、情勢調査の結果、参院選の見通しが堅調であることなどから、与党内では衆院解散は見送りとの見方が強まっている。最後は安倍首相の判断だが、複数の与党幹部はその判断の時期について、イラン訪問から帰国した14日以降との見通しを示している。