“ミャンマー軍”留学生受け入れ 政府「矛盾しない」答弁書を閣議決定
軍事クーデターが起きたミャンマーの軍関係者を防衛省が留学生として受け入れていることについて、野党などは「弾圧を行っている軍の関係者を受け入れるのは適切ではない」などと指摘しています。
この問題について政府は22日、「ミャンマーからの留学生を受け入れることは、政府の立場と矛盾するものではない」とする答弁書を閣議決定しました。
答弁書では、ミャンマーの軍事クーデターについて、「国際社会からの度重なる呼び掛けにもかかわらず、暴力によって多くの死者が発生している」と強く非難しています。
その一方で、「防衛省・自衛隊において、他国からの留学生を受け入れることは、当該留学生との間で人的関係が構築されるとともに、派遣国との間の相互理解および、信頼関係を増進する意義がある」などとしています。