G7サミット最終日 一致したメッセージは
フランスで開かれているG7サミット(=主要7か国首脳会議)は最終日を迎えた。トランプ大統領とヨーロッパ首脳の間では立場の違いも多く、サミットとして一致したメッセージが出せるかが焦点。
最終日は気候変動やデジタル化という、トランプ大統領とヨーロッパ首脳との間で立場に隔たりがあるテーマが議論される予定。
これまでの会議でイランやロシア、貿易といったアメリカと他の国で主張の違うテーマも議論され、目を引くような成果は出ていないものの深刻な対立も明らかにはなっていない。
主要国が世界的な課題に首脳宣言という形で一致して解決の方向性を示してきたサミットだが、今回、議長であるマクロン大統領は首脳宣言の採択に向けて事前の調整は行わない考え。
トランプ大統領と良い関係を維持する安倍首相だが、「アメリカ第一主義」のトランプ氏と他の首脳との間を取り持てるのか。首脳宣言の採択が危ぶまれ、サミットの存在意義を疑問視する声も上がる中、安倍首相の手腕も問われている。